謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中はお世話になりありがとうございました。
旧年中は温かいご理解、ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス対策の行動制限の緩和や撤廃など、
3年ぶりにさまざまなイベントや行事が復活しましたが、
ロシアとウクライナの戦争による影響で、世界的な物価高が起こり、
また、日本は歴史的な円安に苦しみ、さまざまな分野が経済的な
打撃を受けた1年となりました。
我々の業界もその一つで、建材や内装材、設備機器など
いろいろな物の価格の上昇がありました。その影響は
わが社の業績に大きな損失をもたらしました。
一昨年以上に売上を計上しても、仕入価格の上昇に
より利益の確保が難しくなりました。

我々の業界では、現在、新型コロナウイルスの影響が
ひと段落したように思います。
建材や内装材、住宅設備機器などの納期も
落ち着いてきております。
昨年はこれらの商材の一部が納期未定となり、
現場を進める上で大きな障害となりました。コロナ以前では、
世界中でサプライチェーンの供給網が機能し、
外国製のものが、早く安く手に入れることが出来ていました。
しかし、コロナの影響で世界のサプライチェーンが崩れ、
今まで当たり前のように入荷していた商品が
入手できなくなりました。
世界がつながっていることに実感させられます。
また、ロシアとウクライナの戦争により、
世界的な物価高で日本も、また我々の業界も影響を受けます。
一昨年の秋から、昨年の秋まで３度にわたり大きな
値上がりがありました。
建材、内装材、住宅設備機器、間接資材などさまざまな物、
また、人工にあたる外注費も値上がりが起こり、
業績に打撃を受けました。この先、見通しとしては、
景気は後退するかもしれません。

いまだ続いています新型コロナウイルス感染症ですが、
社内外での感染対策に努めながら、
経済活動を継続しなければ、
我々中小企業はやっていけません。
継続可能な業績改善、会社の発展を実現するため、
皆様のご理解、ご協力の元、更なる経営努力を
重ねていく所存です。

本年は干支でいうと癸卯（みずのとう）です。
「癸」（みずのと）は順序で言えば最後にあたり、
一つの物事が収まり次の物事への移行をしていく段階で、
また「卯」のうさぎは「茂」という時期であり、繁殖する、
増えるという段階にあたります。
その両方を備えた「癸卯」は、様々なことの区切りがつき、
次へと向かっていき、成長や増殖といった明るい世界が
広がっていくといわれています。
我社は今年、55周年を迎えますが、昨年までとは違った
工夫や手段、考え方、技術、人員など55年経っても
成長、発展につなげる一年としたいです。

結びに本年が皆様にとりまして素晴らしい一年と
なりますよう心からお祈り申し上げます。

　　

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