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極端な話、家というのは床と壁と天井から成り立っています。これら3つの要素が家の中で暮らす私達を、外のさまざまな外的要因から守ってくれます。中でも壁は一番面積が大きいことからその重要性も高くなっています。

外壁は、休むことなく風雨や日光から家を守り続けています。そのため、施された塗装がはげて防水効果が薄れたり、ひび割れが発生し外壁内部に支障をきたす事も考えられます。外壁リフォーム工事は、外壁の損傷状態や劣化具合によってやるべき作業が違ってきます。現在の外壁状態の場合、どのような工事を、どのくらいの予算で行う事が適正なのかを見極める必要があります。

外壁リフォーム工事は、外壁の劣化具合によってやるべき工程が違ってきます。たとえば、ちょっとしたひび割れ程度であればパテ埋めなどで補修することも可能ですが、全面的に塗装を塗り替える場合や外壁材そのものを張り替える場合には足場などを組んで大掛かりなリフォーム工事が必要になるのです。

工事の種類は大きく分けて3つ。外壁の補修工事と外壁の塗装工事、それに外壁そのものを新調する新装工事があります。補修工事は比較的軽微なリフォームで壁に発生したひび割れやシーリングされた部分を修繕する工事です。ひびなどが目立つごとに行いますが、通常は3～5年に1度くらいの頻度です。早目早目に対処することで費用も抑える事ができます。

外壁の塗装工事は、劣化した塗料を新しく塗り直す作業になります。通常は家の壁全体を一度に塗り直すため、費用は家の大きさに比例します。また、使用する塗料によっても費用は変わります。

壁の新装工事には新しい外壁材を現在の外壁の上に重ねるカバー工事と、古い外壁を取り外し新しく張り直す張り替え工事の2種類があります。外壁リフォームの中ではもっとも大規模な工事になるため費用も高くなります。カバー工事の場合は、古い外壁材の解体費用や撤去費用がかからないため張り替え工事よりも抑えることが可能です。

外壁リフォームを円滑に進めるには以下の点に注意してみてください。

■現状の不満点をチェック
隙間風が入る、ひび割れから雨水が漏れているなど、外壁の劣化による直接的な影響がなくてもリフォームする理由はあります。たとえば、外壁の色が古臭く感じるとか、日焼けした塗料の見栄えが悪いといった外観上の不満であっても十分、外壁リフォームを検討する材料になります。

■家族会議
人によって好みの色やデザインは違ってきます。外壁はもっとも目につく家の顔です。家族全員で会議を開き、どのような色、イメージの外観にしたいのかをまとめていきましょう。

■予算の決定
外壁工事の予算は、家の規模や壁面積、立地条件などによって変わってきます。業者のホームページやカタログだけで一般の人が予算を立てるのは難しいでしょう。見積もりや相談を無料で行ってもらえる業者を見つけ、実際、どのくらいの予算が必要なのかを計算してもらいましょう。


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