こんにちは。ミドリーナです。
トイレは1日に何度も入る場所だからこそ、できる限り快適に、そしてエコに使い続けたいですよね。
最近では節水・節電トイレも多数市販されているので、思いきってトイレリフォームに着手する方は少なくありません。
費用を抑えながらトイレリフォームをするには、いくつかのポイントがあります。ポイントを押さえたリフォームで、エコなリラックス空間をつくりましょう。
節水・省エネトイレが急増中
トイレで1回に流れる水の量は、どのくらいだと思いますか?
実はひと昔前のトイレは、1回でおよそ13Lの水が流れていたといわれています。15年くらい前に設置したトイレなら、流すたびに水道代が必要以上にかさんでいるかもしれませんね。
現在のトイレにおいて、1回あたりに流れる水の量はおよそ4.8L程度とされています。メーカーや機種によっても異なりますが、この数値を基準に考えると、昔の型のトイレと比較して年間15,000円の節約になる計算です。
3分の1の水量で本当に大丈夫なのかと心配になりますが、最新型のトイレは水流が工夫されています。従来のようなストレート水流は排泄物を押し出すように流しますが、渦巻き状の水流は排泄物を巻き込みながら流すのが特徴です。そのため、使用する水の量が少なく済むのです。
また、省エネ機能がついた便座も主流になってきています。
「常にヒーターで便座があたたまっているなら非エコなのでは?」と感じるかもしれませんが、急速温熱が可能なヒーターを開発したり稼働タイマーを搭載したりすることで「あたたまりながら省エネ」を実現できるようになりました。
使用時に便座があたたまることはもちろん、就寝時や外出中には省エネモードで節電できるようになっていたり熱を逃さない構造になっていたりと、費用を抑えながら快適に過ごせるように工夫されているのです。
計算では、昔の型に比べて年間1,800円の節約になるといわれています。
トイレリフォームのポイント8つ
トイレリフォームには、主に8つのポイントがあります。
それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
目的を明確にする
リフォームを考えるときは、現状に何か不満があることがほとんどです。
ご家族の意見も聞きながら、トイレリフォームの目的を明確にしていきましょう。たとえば「水道代が気になる」「少しでも節電したい」「トイレが寒い」「便座が冷たい」「収納スペースが狭い」「壁に手すりを設置したい」「最新型のトイレにしたい」などが代表的です。 目的がわかれば、必要なリフォーム内容も見えてきますね。
傾斜を確認する
トイレの排水は、配管と便器の間に勾配があることで成り立っています。
平坦だと、水が流れにくく詰まりの原因になるのでご注意ください。
傾斜があるかどうかを確認しておけば、「リフォームを機に詰まりやすくなった」というトラブルは避けられるでしょう。
コンセントを設置する
温水洗浄便座を設置するご家庭が増えてきています。
寒い時期に便座があたたかいと、座った瞬間にホッとした気持ちになりますよね。
温水洗浄便座を導入する際は、トイレにコンセントがあるかをご確認ください。もともとトイレにコンセントがなければ、電気業者に相談して、あらかじめコンセントを設置しておきましょう。
機能性壁紙の活用
トイレ専用の壁紙として、消臭効果のあるものが流通しています。
デザインはもちろん大事ですが、においがこもりやすい空間だからこそ、ぜひ機能性にもご注目ください。
におい、湿気をはじめ、壁紙によってはカビの発生を抑えるものもあります。
また壁紙の色も見逃せません。シンプルな白色よりも、柄物やパステルカラーを使ったほうが、汚れが目立ちにくくなります。機能性と見た目を両立させて、いつでもクリーンな印象の空間をキープしましょう。
お手入れやメンテナンスのしやすさを確認する
トイレは汚れがつきものですから、毎日のお手入れが欠かせません。
トイレは、仕様によって、自動でメンテナンスをおこなってくれるものもあります。使用後に泡で自動洗浄したり抗菌水を生成したりと製品によってさまざまなので、予算やお手入れ頻度に合わせて選ぶのが良いでしょう。
たとえば最近リフォームで人気なのは、コンパクトなタンクレストイレや、汚れがつきにくい特殊セラミック素材のトイレ、便器の“縁汚れ”の悩みにフォーカスした縁なしトイレなどです。
将来を見据える
トイレの使い方は、年齢が上がるにつれて異なってくるものです。
今は問題なく使えていても、何十年か経ったころには不便や不具合を感じることもあるでしょう。
トイレはそう頻繁にリフォームするものではないからこそ、将来を見据えて計画を立てることをおすすめします。
たとえば手すりがなかったら、便座に座ったり立ったりするのが大変になる時が来るかもしれません。またトイレでは下半身の衣服を下ろすからこそ、空間の寒さが体の冷えにつながることもあるでしょう。その他にも、トイレの広さや扉の開く向きなど、細かな部分も見逃せません。
「今は問題がなくても、何十年か先を見据えたときにどうか?」
そのような視点を持ちながらリフォームすると、結果的に一度の施工で済むため、費用面でもかしこいといえそうです。
予算には余裕を持つ
トイレリフォームには、ある程度のまとまった金額が必要です。
しかし、予算にはさらに余裕を持つことをおすすめします。
たとえば「老朽化したのでトイレ本体を交換したい」と業者に依頼したとします。しかし本体を取り外してみると、構造部分まで劣化していたり床材が傷んでいたりと「プラスα」の施工が必要になる事例は珍しくありません。特に最近のトイレは昔よりもコンパクトなため、取り外すと床材に跡が残っていて結局床材ごと交換した……という事例が目立ちます。
実際にその部分を取り外すなど工事が始まらないとわからない部分も多々あるため、予算上限ギリギリではなくある程度は余裕を見ておくのが良いでしょう。
入念な打ち合わせ
家族全員が納得のいくリフォームをおこなうためには、入念な打ち合わせが不可欠です。トイレ設備についての知識や施工に関する知識を身につけておくと、打ち合わせがスムーズにすすむでしょう。打ち合わせの際に疑問点が発生したら、納得いくまで質問するのもポイントです。リフォームが終わってから「こんなはずじゃなかった」と後悔する結果にならないよう、家族で質問事項をまとめておきましょう。
トイレリフォームの実例
トイレリフォームの実例として、いくつか参考になりそうな事例をご紹介します。
節電や節水から見た目まで、こだわったリフォームで快適なトイレ時間をお過ごしください。
【便器】
・節水タイプの最新式便器を導入。水道代の負担が減った
・センサー式の便器で自動で蓋が開閉するようにしたら、あたたまりながらも節電を実現できた
・自動で蓋が閉まるので、便座の下げ忘れで家族に注意されなくなった
・縁なしタイプの便器にしたので、掃除がしやすい
・渦巻きの水流で汚れが付きにくくなった
・暖房式の便座で冬もお尻があたたかい
・タンクレスタイプに変更して、見た目すっきり
・水を流すたびに自動で抗菌コートしてくれるタイプに変更。衛生的で安心
【内装】
・高齢の母と同居することになったため、床の段差をなくしてバリアフリーにした
・床材を柄物に張替えたので、汚れが目立ちにくくなった
・壁紙を明るい色にしたので、トイレ全体の雰囲気が華やいだ
・小窓だけだったが換気扇を設置。においが籠りにくくなった
・新聞や冊子、インテリアを置くスペースを設けた
【その他】
・トイレに収納を取り付けた。トイレットペーパーや生理用品が置けて便利
・ウォシュレットで、いつでも衛生的に過ごせる
・タオル掛けを新調
・手洗い専用の水道を撤去して収納棚を設置
トイレリフォームの工期はどのくらい?
トイレは1日に何度も入る場所だからこそ、あまり工事が長くなってしまうと困りますよね。
どのようなリフォームをおこなうかで工期が異なりますが、おおよその目安を紹介するのでぜひ参考にしてください。
・トイレの便器交換と内装工事など全体的なリフォーム:1~2日
・洋式から洋式への便器交換:半日~1日
・和式から洋式への便器交換:2~3日
・手洗い器の設置:1~3日
・便座交換:1~2時間
・温水洗浄便座の取り付け:1~2時間(※ただしコンセントのないトイレの場合、電気工事や配管工事が別途入ることがあるので注意)
・手すりの設置:1時間~半日
・床や壁の張替え:1~2日
・トイレの新設や移動:3~5日
まとめ
「トイレに入ると落ち着く」という方は決して少なくないでしょう。
トイレは用を足すだけではなく、心の安定にも欠かせない空間です。
ポイントをおさえてリフォームすれば、今まで以上に快適で居心地の良い場所になります。最新型の便器は節電・節水・お手入れ楽々など機能面が充実しているので、エコなトイレタイムを家族で存分にお楽しみください。
株式会社Midoriでは毎日の暮らしや家族の健康に欠かせないトイレを、清潔でクリーンな空間にしたいというニーズに合わせて、設備もより高機能な最新アイテムを取り入れています。キレイで快適なトイレ空間の実現はMidoriにお任せください。
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