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在来浴室(在来工法の浴室)とは?ユニットバスとの違いやメリット・デメリットを解説

2025.06.10 15:35

在来浴室リフォームのイメージ

こんにちは。ミドリーナです。

浴室をリフォームしたり新築したりする際、「在来浴室にするか、ユニットバスにするか」で迷う方は少なくありません。どちらにもメリット・デメリットがあるため、自分の住まいや暮らし方に合った選択をすることが大切です。

そこで本記事では、在来浴室の基本的な特徴やユニットバスとの違い、そしてそれぞれの利点・欠点について詳しく解説します。浴室空間を後悔なく選びたい方は、ぜひ参考にしてください。

在来浴室(在来工法の浴室)とは?

浴室の構造には大きく分けて「在来浴室」と「ユニットバス」の2種類があります。そのうち、在来浴室とは、現場で防水処理や仕上げ施工を行う昔ながらの工法でつくられた浴室のことです。

ここからは、在来浴室の基本的な特徴とユニットバスとの違いについて詳しく解説します。

在来浴室の特徴

在来浴室とは、昔ながらの工法でつくられる浴室のことです。構造体の上に防水処理を施し、タイルや天然石などを用いて仕上げていくスタイルが特徴です。大工、左官、防水工、内装仕上げ工など、複数の職人が現場で作り上げるため、設計の自由度が高く、素材の選択肢も豊富です。

また、在来浴室は建物の構造や施主の好みに応じて一から設計できるため、完全オーダーメイドの浴室ともいえます。一方で、防水処理を現場で行うという特性から、施工精度やメンテナンスの質がそのまま耐久性や使い勝手に直結する側面もあります。

ユニットバスとの違い

ユニットバスは、あらかじめ成形されたパーツ(壁・床・天井・浴槽など)を現場で組み立てて設置するタイプの浴室です。防水性能や気密性に優れており、工場で品質管理されたパーツを使用するため、施工のムラが出にくいのが特徴です。

在来浴室と比較すると、工期が短くコストも比較的抑えられる傾向があります。掃除のしやすさや断熱性の高さ、バリアフリー対応のしやすさなども評価されており、現在の新築住宅ではユニットバスが主流となっています。

しかし、ユニットバスには一定の規格があるため、間取りに合わせて柔軟に設計するのが難しいというデメリットもあります。

在来工法の浴室における主なリフォーム手段とその費用目安

ここでは、在来浴室をリフォームする際の代表的な方法と、想定される費用帯について解説します。在来浴室の改修には、大きく分けて以下の2つのアプローチがあります。

方法①:在来工法を活かして改修を行う

一つ目の選択肢は、従来の在来工法の構造をそのまま活かして、部分的な修繕やアップデートを施す方法です。たとえば、浴槽の交換やタイルの張り替えといった比較的シンプルな工事であれば、工事規模や素材によって差はあるものの、おおよそ20万円前後が目安になります。

また、壁・床・天井などにパネルや防水シートを施工し、見た目をユニットバス風に仕上げるスタイルもあります。この場合、リフォーム内容によっては70万円から200万円程度と、工事の規模に応じて価格に幅が生じます。

在来工法はフルオーダーメイドの造作が可能である反面、コストは高くなる傾向があります。そのため、保温性やメンテナンス性よりも「唯一無二の空間づくり」を重視したい方には、この方法が向いているでしょう。

方法②:システムバス(ユニットバス)へ切り替える

もうひとつの選択肢は、在来浴室を取り壊し、システムバスへ入れ替えるリフォームです。

この方法は工場であらかじめ製造された部材を現場で組み立てる形式で、防水性や清掃のしやすさに優れています。費用相場としては、使用する設備のグレードにもよりますが、一般的に80万円~130万円ほどが目安です。

ただし、ユニットバスには一定の寸法規格があるため、住宅の間取りによっては設置が難しいケースもあります。設計上の制約や必要な工事の範囲については、事前に業者との入念な打ち合わせが必要です。


下記の記事では、浴室リフォームの費用を抑えるためのポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

浴室リフォームの費用を抑えたい!注目すべきリフォームポイントをご紹介

在来浴室のメリット

在来浴室リフォームのイメージ

在来浴室には、ユニットバスにはない独自の魅力があります。素材やデザインを自由に選べる点や、間取りに合わせてサイズを調整できる点など、自分だけの理想の浴室空間を実現できる柔軟性が特長です。

ここでは、そんな在来浴室ならではの主なメリットについて詳しく紹介します。

デザインや素材の自由度が高い

在来浴室最大の魅力は、デザインと素材の自由度にあります。ユニットバスは基本的に既製品で構成されるため、選べる色や質感、サイズに限りがあります。しかし在来浴室であれば、タイルや天然石、ヒノキ材、左官仕上げなど、多様な素材から選ぶことが可能で、空間全体の雰囲気を細かく調整できます。

どのようなテイストでも表現できて自由に設計できるため、建築家との協働で理想の浴室をつくりあげることができます。自分好みで癒しの空間を取り入れたい方にとっては、在来浴室は最適な方法といえるでしょう。

浴室サイズを自由に設定できる

在来浴室では、浴室の広さや形状を住宅の構造に合わせて柔軟に設計できる点も大きなメリットです。ユニットバスの場合、サイズが1216(120cm×160cm)や1616(160cm×160cm)などの規格に縛られますが、在来工法であれば狭小住宅でも広い住宅でも、その空間に最適なサイズで浴室を構成できます。

また、天井の高さを調整したり床の段差をなくすなど、使い勝手や安全性に配慮した設計がしやすいのも特徴です。家族構成やライフスタイルに合わせて柔軟にカスタマイズできるのは、在来浴室ならではの利点といえるでしょう。

高級感や風情のある仕上がりになる

在来浴室は、仕上げ素材や施工技術によって非常に上質で風情のある空間をつくることができます。例えば、檜(ヒノキ)や杉の木材を使った浴槽や壁面、天然石を敷き詰めた床などは、一般的なユニットバスでは再現が難しい表現です。

こうした素材は経年とともに風合いが増し、住む人にとっても特別な場所となるでしょう。このような空間づくりは単なる入浴のための場所ではなく、「癒しの場」としての浴室の価値を高めてくれます。

在来浴室のデメリット

デザイン性や自由度に優れた在来浴室ですが、一方で施工や維持管理の面で注意すべき点も少なくありません。コストが高くなりやすいことや、定期的なメンテナンスが必要になる点など、長く快適に使うためには理解しておきたい課題があります。

そこでここからは、在来浴室の主なデメリットを整理して解説します。

工期が長くコストも高くなりやすい

在来浴室の最大の弱点は、工期とコストの高さです。ユニットバスが1〜2日程度で施工できるのに対し、在来浴室では10日〜2週間程度を要することもあります。これは、構造下地、防水処理、左官、タイル貼り、乾燥養生など多くの工程があり、複数の職人が分担して施工を進める必要があるからです。

また、素材の選定や施工の自由度が高いぶん、オプションが増えるとコストも比例して高くなります。

メンテナンスに手間がかかる

在来浴室では、防水層やタイルの目地など、経年劣化しやすい箇所が多いため、定期的な点検や補修が欠かせません。タイルの割れや目地のひび割れから水が染み込むと、下地の木材が腐食し、構造全体にダメージを与えるおそれがあります。

防水層は10〜15年を目安に再施工が必要とされることもあり、長期的にはそれなりの維持費がかかる点を理解しておく必要があります。これらを怠ると漏水や腐食の原因となり、大規模な補修が必要になることもあります。

まとめ

在来浴室は、デザイン性と設計の自由度に優れ、こだわりの空間を実現したい方にとって魅力的な浴室です。一方で、工期が長く、コストが高くなる傾向があるほか、防水性能や維持管理に注意をしなければなりません。

ユニットバスと比べてどちらが優れているかは一概には言えませんが、「自分がどんな浴室空間を求めているのか」によって最適な浴室は異なります。新築や大規模リフォームの際には、家族構成や将来のライフスタイルも含めて慎重に検討することが大切です。

Midoriでは在来浴室リフォームにも対応しています。多くの施工実績 がありますので、浴室コーティングをご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。  

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