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木造住宅の耐震補強をしたい!耐震リフォームの種類と費用相場をご紹介

2023.03.10 15:40

木造住宅のイメージ

こんにちは。ミドリーナです。
木造住宅は、地震の際にリスクが高くなります。
揺れの影響を受けやすいだけではなく、倒壊してしまうケースも珍しくありません。

地震は、いつ、どのタイミングで起こるかわからないからこそ、耐震リフォームで備えを万全にしておきましょう。

木造住宅の耐震リフォームについて種類や費用相場などを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください、

木造住宅の耐震リフォームの流れ

木造住宅の耐震リフォームは、「耐震診断⇒耐震補強設計⇒耐震補強工事」の流れが一般的です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 耐震診断
最初におこなうのが、「耐震診断」です。住宅の構造的な強度から、大地震に対してどの程度の被害を受けるのかを判断していきます。「壁の配置」「劣化度」「保有する耐力」などさまざまな観点から評価するので、耐震に詳しくない一般の方でも危険度が一目瞭然でしょう。

リフォーム会社や工務店などさまざまな企業が請け負っていますが、自治体によっては業者を紹介してくれることもあります。業者選びでお悩みなら、まずは自治体に問い合わせてみましょう。

なお耐震診断の費用は、住宅の大きさや構造によって異なります。たとえば、50平米の木造住宅では20~30万円が目安です。
自治体によっては耐震診断の助成制度を設けていることもあるので、利用するとリーズナブルに済むでしょう。東京都を例に挙げると、「指定した業者が診断した場合に支給」「事前に申請した場合に支給」というように、さまざまな適用条件が定められています。詳しくは、お住まいの地域の役所にご確認ください。

2. 耐震補強設計
耐震診断が完了したら、その結果を元に「耐震補強設計」をおこないます。
耐震リフォーム着工にあたり、どこをどのように補強すれば良いのか具体的に計画を立てる工程です。

別々の業者に任せることもできますが、住宅の状態を正しく把握してもらうため、耐震診断を担当した業者にそのまま依頼することをおすすめします。

3. 耐震補強工事
耐震補強設計が終わったら、いよいよ補強工事に入ります。
基礎部分や壁を補強したり、老朽化した箇所を取り換えたりなど、住宅の状態に合わせて工事をすすめていきます。

施工箇所のほとんどは、工事完了後には見えなくなってしまいます。工事の途中で進捗状況を確認させてもらえるよう、業者に相談してみましょう。

耐震リフォームの種類と費用相場

耐震リフォームで一般的なのは、「基礎の耐震補強」「屋根の耐震補強」「壁や構造の耐震補強」の3種類です。
それぞれ費用相場とともに見ていきましょう。

基礎の耐震補強

基礎は建物の“軸”となる部分です。
いくら他の部分を頑丈に組み立てても、軸が弱いと危険極まりありません。

特に築年数が古い木造住宅では、基礎が不十分だったり、見えない部分で埋没していたり、鉄筋が入っていなかったりすることがあるのでご注意ください。

なお基礎の耐震補強に必要な費用は、20~30万程度が目安となります。

・施工事例1:地盤沈下により基礎が埋没していた事例です。建物をジャッキアップして、既存の基礎の上に新しい基礎をつくりました。また、床下にコンクリートを流すことでさらに強度を確保します。お客様は「これで地震に備えられるし、基礎が高くなったから大雨や洪水の被害のリスクも減少した」とお喜びになっていました。

・施工事例2:築年数が古い住宅の耐震リフォームです。昔の住宅では、基礎がコンクリートだけということは珍しくありませんでした。しかし現在では、コンクリートだけではなく鉄筋も使うことが法律で定められています。このようなケースでは、アラミド繊維が役に立ちます。まるでテープのように基礎の上に貼り付けるだけで、基礎部分の強度向上が可能です。工期も短く、解体も最小限なので、お客様にも喜ばれている方法です。

屋根の耐震補強

屋根は、意外と住宅の負担になっているものです。
重量のある屋根材を乗せていると、それが建物の負担になり、地震の際に揺れやすくなってしまいます。

特に瓦屋根を採用している住宅はご注意ください。さまざまな屋根材の中でも瓦は重量があるので、揺れが起こると建物の倒壊を招くことさえあるのです。

最近では、軽量な屋根材が数多く流通しています。たとえばアスファルトシングル、ガルバリウム鋼板、化粧スレートなどが代表的でしょう。「それでも瓦が良い」という方は、軽量瓦に葺き替えるのはいかがでしょうか。軽量瓦の重量は、一般的な瓦の重量と比較して8割程度です。見た目も瓦そのものなので、外観をそのままに耐震リフォームできるでしょう。

なお屋根の耐震補強に必要な費用は、屋根材のグレードや種類によるものの、200~300万程度が目安です。

・施工事例1:瓦屋根を使用している住宅の耐震リフォームです。地震の影響を考えて、ガルバリウム鋼板への葺き替えをおこないました。ガルバリウム鋼板の重量は、瓦の1/9程度です。見た目もスマートになるので、耐震性はもちろん、住宅のイメージも大きく変えられるでしょう。

・施工事例2:瓦屋根を使用した住宅ですが、耐震リフォームとして化粧スレート屋根への葺き替えをご提案しました。化粧スレート屋根の重量は、一般的な瓦の重量と比較して半分程度です。デザインやカラーが豊富なので、好みのイメージを見つけやすいのもメリットでしょう。

壁や構造の耐震補強

壁や構造が不十分だと、家全体のバランスが悪くなってしまいます。
大きな揺れで一気に倒壊しかねないので、耐震診断で問題を指摘されたら、早めに耐震補強をおこないましょう。

■壁
壁の場合、「耐力壁」を設置するのが効果的でしょう。耐力壁は、その名の通り力や揺れに耐え得る強度を持っています。
古い木造住宅では間仕切りが少なかったり弱かったりするため、設置個所を考えながらバランスよく配置するのがポイントです。縦揺れはもちろん横揺れにも対応できるよう、業者と念入りに打ち合わせしてください。

■構造
構造部分の耐震リフォームでは、継手(※木材を直角に継ぎ足して長さを確保する構造)や仕口(※組み合わせた木材を直角に接合する構造)の補強が一般的です。

この2か所は、地震のときに特に大きな力がかかるとされています。
築年数の古い木造住宅では、継手と仕口を補強するために「材木をしっかりつなぐ」という手法が取られていました。しかし現在では、耐震金物による補強が一般的です。金物は劣化しにくいこともあり、長期的にも安心でしょう。ただ耐震金物は、どこでも取り付ければ良いというものでもありません。不要な箇所に設置すると地震の際に悪影響が出ることもあるので、耐震リフォームに精通した業者に任せるようにしましょう。

なお壁や構造の耐震補強に必要な費用は、150〜200万程度が目安となります。

・施工事例:耐震リフォームの依頼を受けて住宅の状態を確認したところ、壁を中心にかなり白アリの被害を受けていることがわかりました。耐力壁への変更はもちろん、必要な部分に柱を追加したり梁を交換したりして、住宅全体をトータルに補強しました。

耐震リフォームで補助金が支給されることがある

耐震リフォームには、ある程度まとまった費用がかかせません。
住宅の強度を上げるために必要な工事ではあるものの、支出はできるだけ抑えたいですよね。

自治体によっては、耐震リフォームで補助金が支給されることがあります。特に昭和56年5月以前に建築された木造住宅は対象になる可能性が高いでしょう。
ただ、適用条件や上限金額は自治体によって異なるので、詳しくはホームページや電話などでご確認ください。

耐震リフォームが難しい木造住宅とは

木造住宅は鉄筋に比べて強度に不安が残ります。
日本は地震が頻発する国なので、早めに耐震リフォームをして安心安全に暮らしましょう。

しかし、住宅によっては耐震リフォームが難しいこともあります。
たとえば、構造計算書のない3階建ての木造住宅は、耐震診断が不可能とされています。耐震診断では、実際の家の状態はもちろんですが、書面から得る情報も欠かせないのです。このように、必要なデータが集められないとそもそも耐震診断をスタートできないのでご注意ください。

またテラスハウスや長屋のように、何世帯かが壁を共有している住宅では、耐震診断の費用がかなり高額になります。これは、建物内のすべての住居を調査しなければならないためです。それぞれの住人の許可が必要なうえ、費用も日数も倍以上です。そのため「不可能ではないが実現は難しい」というケースが大半なのです。

なお、耐震診断ができない住宅でも、家主の了解を得られれば耐震リフォームは可能です。ただ耐震診断が正確におこなえないため、助成金や補助金を受け取るのは難しいでしょう。

耐震リフォームの事例

最後に、弊社がおこなった耐震リフォームの事例をいくつか紹介します。
家の中で気になっている箇所があれば、耐震リフォームと同時に工事することをおすすめします。

・耐震診断の結果を元に、金物や新設の柱で各部をしっかり補強しました。「壁紙が色あせてきたから、この機会に新しいものに変えたい」とのご要望を受けて、壁紙も同時に張り替えました。

・「耐震リフォームと一緒に断熱リフォームもしたい」とご希望された事例です。柱の追加と共に、内窓を設置したり窓サッシを入れ替えたりして断熱対策も施しました。

・「耐震リフォームをしたいが、今の住まいが気に入っているので外部工事だけでどうにかしてほしい」とのご依頼でした。屋根材の葺き替えを提案したところご快諾いただけたので、瓦からガルバリウム鋼板に葺き替えました。あえて変化を少なくしたことで、お客様にもご満足いただけた事例です。

Midoriの耐震リフォームサービスはこちら

まとめ

木造住宅の耐震リフォームで一般的なのは、「基礎の耐震補強」「屋根の耐震補強」「壁や構造の耐震補強」の3種類です。
自治体によっては補助金を支給してくれることもあるので、業者に依頼する前にまずは自治体にお問い合わせください。

耐震リフォームをすれば、家屋はもちろん家族も安全に過ごせます。
補助金を活用しながら、「強い」住宅を目指しましょう。

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