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こんにちは。ミドリーナです。

外壁塗装に次いで人気の高い屋根塗装ですが、どれくらいの費用がかかるのか気になるという方も多いのではないでしょうか。事前に大まかな予算規模を把握しておくことで、塗料のグレードや工事時期の予定が組みやすくなります。

そこで本記事では、屋根塗装の坪ごとの費用相場を徹底解説します。また、屋根塗装の費用内訳やコストを下げるための節約方法についても紹介しますので、屋根塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

屋根塗装の坪ごとの費用相場

屋根塗装の費用は、大きく塗料のグレードと施工面積によって変動します。なお、塗料には、以下のような種類・グレードがあります。

・ウレタン樹脂塗料

・シリコン樹脂塗料

・フッ素樹脂塗料

ウレタン→シリコン→フッ素の順にグレードが上がり、それに比例して耐久性や価格も上がっていきます。同じ面積でもグレードによって価格が変動するので、予算に合った種類を選ぶことが重要です。

ここでは、一般的な戸建てに採用されているスレート屋根を塗装した場合の費用相場を紹介します。

坪数	ウレタン塗料	シリコン塗料	フッ素塗料
20坪	30~35万円	35~40万円	45~55万円
30坪	35~45万円	40~45万円	60~70万円
40坪	45~50万円	50~55万円	75~85万円
50坪	50~60万円	55~65万円	90~115万円

屋根塗装の費用内訳について

屋根塗装の費用内訳は以下のとおりです。

・材料費

・施工費

・足場設置費用

ここからは、屋根塗装における費用内訳の内容について解説します。

材料費

屋根塗装の費用の中でも、比較的大きな割合を占めるのが材料費です。主に以下のようなものが材料費に含まれます。

・下塗り塗料

・上塗り塗料

屋根は家屋の中で最も紫外線や雨風の影響を受ける部位のため、劣化のスピードも速い傾向にあります。そのため、上塗り塗料との密着性を高めるためには、まず下塗り塗料を塗布しなければなりません。

金属屋根の場合は錆止め塗料が下塗りとなり、スレート屋根ではプライマーが下塗りになります。また、仕上げの塗料である上塗りは、ウレタンやシリコン、フッ素などの種類があります。

材料	1缶あたりの費用	耐久年数
錆止め	10,000~20,000円	-
プライマー	8,000~15,000円	-
ウレタン塗料	10,000円前後	最大5年
シリコン塗料	15,000~25,000円	最大7年
フッ素塗料	40,000~100,000円	最大10年

施工費（人件費）

屋根塗装における最も割合が大きい費用が、職人さんの人件費である施工費になります。なお、職人さんの人件費は地域によっても異なる点に注意しましょう。

なお、参考値として公共工事における塗装工の日当たりの人件費は以下のとおりです。

都道府県	日当たりの人件費
青森県	23,900円
岩手県	24,900円
宮城県	29,200円
秋田県	25,800円
山形県	28,800円
福島県	28,800円
茨城県	27,600円
栃木県	29,100円
群馬県	25,400円
埼玉県	29,600円
千葉県	29,800円
東京都	31,300円
神奈川県	31,300円
山梨県	29,600円
長野県	26,600円
新潟県	26,800円
富山県	28,500円
石川県	28,000円
岐阜県	27,300円
静岡県	29,100円
愛知県	28,600円
三重県	27,800円
福井県	25,800円
滋賀県	25,900円
京都府	26,800円
大阪府	27,500円
兵庫県	24,700円
奈良県	27,400円
和歌山県	26,700円
鳥取県	23,300円
島根県	21,600円
岡山県	23,200円
広島県	22,200円
山口県	21,300円
徳島県	23,800円
香川県	23,800円
愛媛県	23,700円
高知県	24,100円
福岡県	25,400円
佐賀県	26,000円
長崎県	25,700円
熊本県	25,600円
大分県	24,500円
宮崎県	25,000円
鹿児島県	25,500円
沖縄県	25,700円

例えば、東京都は日当たりの人件費が31,300円になるので、2人で5日間かかった場合の人件費は以下のような計算式で算出できます。

計算の例：31,300円/日当×2人×5日間=313,000円

足場設置費用

屋根塗装は高所作業になるため、架設足場を設置しなければなりません。なお、足場のおおよその単価は以下のとおりです。

・足場費用：600〜800円/㎡

・飛散防止メッシュシート：150〜200円/㎡

※2階建て、レンタル期間60日以内の場合

なお、足場の面積は家の外周に高さを掛けるだけで算出できます。

例1）外周35メートル×高さ8メートル=280㎡

例2）足場面積×（足場費用+飛散防止メッシュシート）=足場代

屋根塗装の費用を節約する方法

屋根塗装の費用を節約する際には、以下の方法が効果的です。

・外壁塗装と同時に行う

・相見積もりを実施する

屋根を塗装する際には、職人さんや材料の転落落下防止や塗料が飛散するのを防ぐため足場を設置しなければなりません。この足場代は外壁塗装の際にも必要になるので、同時に外壁と屋根を塗装することで足場代を節約することができます。

足場代は通常の住宅で15万円から20万円程度は必要になるので、外壁と屋根を分けて工事するよりも、同時にした方が1回分の足場代が節約できるわけです。

また、相見積もりを行うことで費用を節約することができます。例えば、相見積もりを行うと、以下のように見積金額ができます。

・A社：50万円

・B社：65万円

・C社：150万円

このように、相見積もりで複数の業者を比較することで、適正な価格帯を知ることができます。また、相見積もりによって競争原理も働くため、各業者が最適な価格帯で提示してくる傾向にもあります。

このような観点からも、無理な値引き交渉ではなく、相見積もりを行って合理的に費用を節約することが重要です。

まとめ

屋根塗装における費用相場は、一般的な30坪程度のお家で35万円から70万円程度の幅で工事をすることができます。工事費用は使用する塗料によっても変動するため、耐久性と予算の兼ね合いを考慮して選択することが必要です。

なお、屋根を塗装する際には必ず足場が必要になるので、外壁と同時に工事を進めると足場代を節約することができるのでおすすめです。

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